西友、日立の自動発注サービスを導入、AIで弁当・総菜の需要を予測

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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日立製作所の自動発注サービスフロー図
西友が提供する各種データをもとに、日立が推奨発注量を自動で算出する

 西友は10月9日、日立製作所の自動発注サービスを導入すると発表した。人工知能(AI)を使って店舗ごと、商品ごとの需要を予測し、発注量を決定する。今月から全国の店舗に順次導入する。

 対象は弁当・総菜売場の商品のうち、西友の自社工場で製造する商品を中心とする約250アイテム。従来は店舗の担当者が過去の販売実績などをもとに商品ごとの発注を行っていた。自動発注システムを導入することで、店舗の担当者は厨房での加工業務や接客業務などに注力できる。欠品や廃棄ロスの削減につながることも期待される。

 西友が商品ごとの在庫・発注・販売・廃棄など過去の実績データや気象、販促イベントなどの情報を提供し、日立がAIを活用して店舗別、アイテム別の推奨発注量を自動で算出、西友に提供する。

 西友ではこのシステムを今年3月から1ヵ月にわたり、3店舗で試験運用した。

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