高島屋の3─11月期営業益は10%減、日本橋店などへの投資かさむ

2018/12/31 09:00
Pocket

[東京 28日 ロイター] – 高島屋が28日発表した2018年3─11月期連結決算(日本基準)は営業利益が前年比10.7%減の193億円にとどまった。9月に開業した日本橋高島屋ショッピングセンター(SC)などへの投資がかさんだ。

 

 売上高に当たる営業収益は前年比1.6%増の6595億円となった。訪日外国人(インバウンド)需要や堅調な個人消費が、主力の百貨店売上高を支えた。

 

 2019年2月期の業績予想は据え置いた。営業利益は前年比12.2%減の310億円を見込んでいる。

 

 会見した村田善郎常務は「世界経済の先行きは不透明で、今後の業績は楽観視できない」と慎重な見方を示した。

 

 インバウンド需要については「自然災害の影響で一時的に出足が鈍ったが、今は予想を上回る状況にある」という。

(志田義寧)

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態