週刊スーパーマーケットニュース ツルヤ、年内価格凍結を宣言

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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ツルヤ外観

 食品の値上げ攻勢が家計に影響をおよぼし始めた。スーパーマーケット各社も対応策を講じてはいるものの、原材料からの値上げだけに、価格維持に耐え切れない状況を生んでいる。そうした中、ツルヤは「年内 価格凍結」を宣言した。全店舗を対象に、相場による価格変更がある生鮮食材、チラシ広告商品を除き、一般食品、冷凍食品、菓子、雑貨、酒類など、年内の価格変更を行わない。ツルヤの取り組みは、家計の一助となるか。(11月11日~17日のニュースをまとめました)。

ヨークベニマル
「会津坂下店」をオープン

 ヨークベニマルは11月25日、ショッピングセンター「メガステーション会津坂下」に「会津坂下店」を出店する。商圏特性を踏まえ、仕事帰りの顧客には出来立て、作り立ての商品をアピール。また、まとめ買いや保存食の商品も充実させていく。売場と商品の特徴は以下のとおり。

<青果売場>
地元野菜を中心に、地元高校の生徒たちが生産した農産物を取り扱うほか、野菜を使ったメニュー提案を積極的に展開。
<鮮魚売場>
各市場からの集荷体制を敷き、豊富な品揃えを実現。地元の調味料を使用した漬け魚、郷土料理で使われるニシンなども取り扱っていく。
<精肉売場>
福島県で郷土料理として親しまれている馬肉を展開する。馬刺しから焼肉、煮込みまでを品揃え。
<グロサリー売場>
地元の調味料や酒の取り扱いを広げ、隣接する新潟県の米菓も取り揃えた。

  • 所在地…福島県会津坂下町大字気多宮字柳田990
  • 売場面積…627坪
  • 年商見込…13億円(初年度)
  • 営業時間…9時~21時
  • 駐車台数…555台(全体)
  • 従業員数…正社員12名、地元採用者92名

カスミ
茨城県と連携した「台湾フェア」

 カスミは11月18日から30日まで、茨城県と連携し、台湾との交流拡大に向けての機運を高めるため、「台湾フェア」を開催する。実施店舗は「BLANDEつくば並木店」と「BLANDE研究学園店」。

 パイナップルケーキ、エッグロール、ウエハースなど菓子、牛肉ラーメン、袋麺などの即席麺、台湾コーラ、ミルクティー、金牌ビールなどの飲料を販売する。

高校と共同で開発した「しらすのさつまあげ」

 11月17日からは、茨城県立海洋高等学校、茨城水産と連携し、大洗産しらすを使った「しらすのさつまあげ」を販売する。高校の授業でつくられている「さつま揚げ」に、茨城県自慢のしらすを加えて開発した。4枚入り580円(税抜)。

日本生協連
全国の生協組合員数が3000万人を突破

  日本生活協同組合連合会は11月14日、全国の564生協の2021年度の組織と経営状況(確定値)を取りまとめた「生協の経営統計」を発表した。概要は以下のとおり。

  • 全国の生協組合員数は2021年度、前年から20万人増加して3017万人となった。宅配や店舗の事業を通じて商品やサービスを提供する地域生協では、28万人増加して2332万人。世帯加入率は前年比0.3ポイント増の39.0%となった。都道府県別で世帯加入率が50%を超えるのは、北海道、岩手、宮城、福井、兵庫、宮崎の1道5県。
  • 全国の生協の総事業高は3兆7692億円で456億円の減収。一方、経常剰余金(経常利益)は前年比2.2%増の1060億円となった。
  • 地域生協については、総事業高が3兆1832億円(前年比98.0%)で9年ぶりの減収。内訳では、宅配事業の供給高が2兆1127億円(同99.1%)、店舗事業の供給高が9237億円(同97.3%)と、いずれも減収となった。店舗数は6店舗減り938店舗。

ベルク/サミット
「J-NOA新聞折込広告大賞2022」で受賞

 一般社団法人日本新聞折込広告業協会が主催する「J-NOA新聞折込広告大賞2022」で、ベルクが「J-NOA大賞」を、サミットが「未来わくわく賞」をそれぞれ受賞した。

 ベルクは、今年1月5日に豊洲市場で行われた初競りで、“一番まぐろ”に次ぐ重量200㎏級の青森県大間産の本まぐろを競り落とし、「いいまぐろをこれからも地域のお客様に届けたい」という想いをB3サイズ全面で掲載。
 
 サミットは、昨年8月24日の新聞折込チラシで、バリアフリーと案内係の仕事について紹介し、「設備面のバリアフリー」と案内係が買物のサポートやコミュニケーションから生まれる「心のバリアフリー」によって、だれでも安心して買物できる店舗であることを伝えた。

アルビス
エシカルレシピを大募集

 アルビスは、11月15日から30日まで、①大根の皮、キャベツの芯などの普段は捨ててしまう部分を利用したもの、②調味料や買い込んだ缶詰などの自宅で余りがちなもの、残ったカレー、③食べ切れなかったごはんなどリメイク可能なものを用いたメニューや、店舗の「エシカルに配慮した食材・商品」を活用したメニューのレシピを募集する。応募者のなかから抽選で商品券やエシカル商品をプレゼントする。

バロー
「京田辺店」をオープン

 バローは11月18日、SM店舗で240店舗目の「京田辺店」を複合商業施設「フォレストモール京田辺」に出店する。京都府内では3店舗目の出店。「旬」「鮮度」「価値」をコンセプトに、各部門が専門店をめざして店づくりを行っていく。

  • 所在地…京都府京田辺市同志社山手1-1-1
  • 売場面積…637坪
  • 営業時間…10時~20時(土日9時30分~)
  • 駐車台数…417台(全体)
  • 従業員数…社員14名、パートタイマーなど80名

ダイエー
「イオンフードスタイル豊中庄内店」をオープン

 ダイエーは12月2日、ショッピングセンター「イオンタウン豊中庄内」内に「イオンフードスタイル豊中庄内店」をオープン。「おいしさ」「食の楽しさ」「ヘルス&ウエルネス」をキーワードにしたスーパーマーケットで、多様な「食」スタイルに合わせた品揃えを充実させ、最新のデジタル設備により快適・便利・楽しい買物をサポートしていく。

  • 所在地…大阪府豊中市庄内西町5-1-22
  • 営業時間…9時~23時

丸久
高校生と共同で取り組んだ特産品ペットボトル

 丸久は11月9日、地域の特産品である「高瀬茶」をより多くの人に知ってもらい、地元を盛り上げるため、山口県立新南陽高等学校の生徒と共同開発したペットボトルのほうじ茶「ZUTTOCHA」を発売したことを発表。周南コンベンション協会が後押しする「新南陽OCHAプロジェクト」の取り組みの一環として開発した商品だ。

エーコープ鹿児島
移動販売車で重量物を自宅に配達

 エーコープ鹿児島は、11月14日から、JA鹿児島みらい、エーコープ鹿児島で運行している移動販売車「笑味ちゃん号」で、車内に陳列していない米や飲料ケースなどの重量物の注文を受け、翌週自宅まで届けるサービスを開始した。自宅までの配達料は100円。

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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