【食品スーパー売上高】11月の既存店は6ヵ月ぶりのマイナス、1.6%減

2018/12/25 17:30
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12月21日、日本チェーンストア協会が発表した11月の全国スーパーマーケット総販売額(58社、1万0387店)は、店舗調整後で前年比2.5%減の1兆0625億円となった。写真は千葉市内のスーパーマーケットで2014年2月に撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

 

 日本スーパーマーケット協会など3団体がまとめた食品スーパー270社の11月の売上高(速報値)は8532億円で、既存店ベースでは前年同月比1.6%の減少だった。気温が高めに推移したことで鍋物用食材の販売が振るわず、6ヵ月ぶりに前年実績を下回った。


 商品部門別では、生鮮3部門合計が1.7%減。豚肉や鶏肉の相場下落で畜産が3.3%減少したほか、水産も2.4%の減少となった。青果は0.2%の微増だった。総菜は0.5%増とプラスを維持したが、豆腐などの日配(1.5%減)と調味料など一般食品(1.1%減)はマイナスとなった。


 主な企業別では、アークスが1.4%減、ヨークベニマルが2.3%減、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスが2.0%減、バロー(単体)が1.9%減でいずれも2ヵ月連続のマイナス。ヤオコーも1.1%減と13ヵ月ぶりのマイナスに転じた。

 

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