【全国百貨店】3月の売上高は0.1%増、4ヵ月ぶりのプラス

2018/04/25 16:25
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 日本百貨店協会が発表した全国百貨店の3月の売上高は、既存店ベースで前年同月比0.1%増だった。高額消費とインバウンド(訪日外国人客)がけん引し、4ヵ月ぶりのプラスとなった。

 

 商品別では、主力の衣料品が横ばいとなり、回復の兆しを見せた。春物商品が好調だったほか、寒暖の差が大きかったことからスカーフや帽子など服飾品の動きもよく、紳士(1.7%増)、婦人(0.1%増)ともにプラスに転換した。化粧品と高額商材が引き続き好調だった雑貨は7.0%増で16ヵ月連続のプラス。海外高級ブランドの好調が続く身のまわり品も2.3%増と3ヵ月連続のプラスだった。一方、生鮮品が苦戦した食料品は2.0%減と低調だった。

 

 地区別では東京、大阪など10大都市が1.0%増で8ヵ月連続のプラス、10大都市以外の地方は1.9%減で11ヵ月連続のマイナスと苦戦が続いた。

 

 インバウンド向けは48.1%増の約290億円で過去最高を更新した。

 

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