【米ウォルマート】食品宅配のポストメイツと提携、EC強化

2018/04/17 15:00
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 米ウォルマートは食品宅配サービスのポストメイツ(カリフォルニア州)と提携、4月10日から同社と連携した宅配サービスをノースカロライナ州シャーロットで始めた。ウォルマートは「パーソナル・ショッパー」と呼ばれる自社の従業員による食品宅配サービス「オンライン・グロサリー・デリバリー」を行っており、2018年中に全米100都市以上にサービスを拡大する計画。ポストメイツとの提携で、同サービスの普及ペースを加速させる。

 

 ポストメイツは2011年に創業したシェアリングエコノミー系の食品宅配サービス会社。約16万人のパートタイマーの配達員を組織化しており、小売店や飲食店と提携して食品や料理の宅配サービスを行っている。ポストメイツは全米約50都市以上で配達サービスを行っており、ウォルマートは今後、他のシャーロット以外の都市にもポストメイツと連携を広げていく予定。

 

 「オンライン・グロサリー・デリバリー」では、ウォルマートのEC(インターネット通販)サイトまたはスマートフォンアプリから注文を受けた商品を、パーソナルショッパーが店頭在庫の中からピックアップする。注文客が商品の配送方法としてポストメイツを選択した場合は、店頭でピックアップした商品を配達員に引き渡し、注文客の自宅に商品を届ける。1回当たりの注文金額は最低30ドルで、一律9.95ドルの配送料がかかる。

 

 ウォルマートはネットで注文した商品を店頭で受け取る「オンライン・グロサリー・ピックアップ」の対象店舗も18年中に1000店舗以上増やし、計2200店舗以上に広げる計画だ。

 

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