【NEC】台湾セブンイレブンに顔認証システム、未来型店舗に

2018/07/25 14:40
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 日本電気(NEC)は、台湾セブンイレブン(統一超商、台北市)の未来型コンビニエンスストア「X-STORE(Xストア)」に顔認証システムと、画像認識を活用したPOSシステムを納入した。

 Xストアは2018年1月から台湾セブンイレブンの本社ビル内に社員向けに開設され、6月25日から一般向けにも開放された。また、7月18日には台北市内に2号店をオープンした。

 NECの顔認証システムは、利用者の入退店と決済(現時点では本社社員限定)に利用されている。店舗入口の横に設置した端末で事前に登録した顔画像と、入退店時に通るゲートのカメラで撮影した顔画像を照合して本人確認を行う。店舗での支払いは統一企業グループの電子マネー「icash2.0」で行うが、本社社員は給与天引きで清算される。

 画像認識を活用したPOSシステムでは、利用者がレジ台に置いた購入商品をカメラで自動認識する。商品のバーコードを一つずつ読み込ませる必要がないので、レジでの決済スピードが速まる。

 台湾セブンイレブンは、XストアでAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)など先端技術を使った店舗運営の実証実験を行っている。

 

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