【全国百貨店】17年の既存店は3年ぶりプラス、12月は0.6%減

2018/01/25 10:00
Pocket

 日本百貨店協会が発表した2017年1~12月の売上高は5兆9532億円で、既存店ベースでは前年比0.1%増だった。前年を上回るのは3年ぶり。

 

 地区別では売り上げ全体の約7割を占める10大都市が1.2%増と全体をけん引した。大阪が6.6%増、札幌が3.5%増と特に好調だった。全体の3割弱を占める東京は0.5%のプラス。名古屋、京都、神戸、広島の4都市は前年割れだった。

 

 商品別では「化粧品」や「美術・宝飾・貴金属」を含む雑貨が7.7%増ともっとも高い伸びを示し、身のまわり品も0.1%増だったが、全体の3割を占める衣料品は2.2%減、食料品と家庭用品もマイナスだった。

 

 外国人向けの免税売上高は年間累計で46.3%増の2704億円と15年の1943億円を大きく上回り、2年ぶりに過去最高を更新した。

 

 同時に発表した12月の売上高は6933億円で、前年同月比0.6%減と2ヵ月ぶりのマイナスだった。高額消費やインバウンド向け、歳末商戦は好調だったものの、全体のほぼ6割占める衣料品と食料品が前年実績に届かなかった。

 

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態