週刊スーパーマーケットニュース ヨークベニマル、移動スーパー「ミニマル」の運営を開始

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)
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ヨークベニマルは7月8日から、買物に不便を感じている消費者支援の取り組みとして、移動スーパー「ミニマル」の運営を開始する。1号車は「福島西店」を拠点に、月曜日から土曜日の週6日、約300品目を積載し、集会所など6カ所を巡回して販売する(7月1日~7日のニュースをまとめました)。

ヨークベニマルの外観

無店舗でも顧客との接点を霞ませないことが肝要

 ヨークベニマルが移動スーパー1号車の運行を開始し、サミットは10月にネットスーパーを始める。それぞれ後発組と言えなくもないが、展開に当たっては先発組の事例研究に時間を割いたことだろう。ローカルエリアでの出店が多いヨークベニマルが移動スーパーを、首都圏に出店するサミットがネットスーパーを始めるのも、商圏特性を反映したものだけに興味深い。両社、店舗が商品の供給拠点になるにしても、提供の手段や方法はこれまでとは大きく違う。店舗と同様、顧客の顔や声との接点が霞まないようにすることが肝要だろう(7月1日~7日のニュースをまとめました)。

コープさっぽろ
3店舗で「特殊詐欺警戒 啓発活動」

 生活協同組合コープさっぽろは、北海道庁との包括連携協定に基づく取り組みの一環として、特殊詐欺に対する警戒啓発に取り組む。札幌市内の3店舗(にしの店・新道店・元町店)で7月13日・14日・20日に実施するもので、防犯機能付き電話機の実演、チラシ・ステッカー・ポケットティッシュなどの啓発資材の配布、聞き取りアンケートなどを行う。

コープみやぎ
「大代店」を新装オープン

 みやぎ生活協同組合(コープみやぎ)は、1988年6月にオープンした「大代店」を改装し、7月8日に新装オープンする。生鮮食材の需要が高い地域特性を踏まえ、生鮮売場(水産・畜産)、「即食」・「簡便」商品の惣菜売場や冷凍食品売場を拡大した。また、多賀城エリアでは初となる「成城石井コーナー」を導入した。

  • 所在地・・・・・宮城県多賀城市大代5-4-30
  • 売場面積・・・887坪
  • 営業時間・・・9時30分~21時30分

ベルジョイス
「スーパーアークス北上店」を改装オープン

 アークスグループのベルジョイスは7月14日、岩手県北上市の「ビッグハウス北上店」を改装し、東北では3店舗目となる「スーパーアークス」屋号の「北上店」を7月14日にオープンする。改装後の同店の特徴は、以下のとおり。

  1. 生鮮の各コーナーでは、鮮度にこだわった旬の商品を提供。
  2. デリカコーナーを移設し、売場を拡大。
  3. ベーカリーコーナーを新設。
  4. 地元メーカーの納豆や牛乳、ヨーグルトの品揃えを強化。
  5. 手軽に簡単に家庭料理が楽しめる商品の品揃え
  6. サービスカウンターには、新たに「収納代行サービス」を設置
  7. 冷凍食品コーナーを拡張。ファミリーサイズ・使い切りサイズの品揃えを拡大
  • 所在地・・・・・岩手県北上市九年橋3-13-23
  • 売場面積・・・642坪
  • 営業時間・・・9時~21時
  • 駐車台数・・・350台

サミット
ネットスーパーを開始

 サミットは10月から「サミットネットスーパー」を開始する。スマートフォンやパソコンからの注文商品を、店舗で選定して自宅に届けるサービス。月会費(戸建・税込550円、集合住宅・880円)を支払うことで、配達料は何回利用しても無料となる。サービス提供店舗は「砧店」(東京都世田谷区)。朝9時までに注文を受けた商品は、夕方5時ごろまでに届ける。決済方法はクレジットカード。

マルエツ
新たに14店舗で「フードドライブ」活動

 マルエツは地域社会の課題解決や食品ロス削減に貢献する「フードドライブ」の実施店舗を拡大。6月末までに横浜市の9店舗、千葉県市川市の5店舗、計14店舗で活動を開始した。実施店舗は合計で31店舗。

アルビス
「熱中症予防キャンペーン」を展開

 アルビスは7月1日から8月31日までの期間、富山県と連携して「熱中症予防キャンペーン」を展開する。キャンペーン期間中、全店で熱中症に関する特設コーナーを設け、暑さ対策や水分補給など、予防のためのポイントを紹介するほか、移動販売車のドライバーが啓発リーフレットを配布。また社内では、適切な対策ができる「熱中症対策アドバイザー」の養成にも取り組んでいく。

ヤマナカ
「大曽根店」をリニューアルオープン

 ヤマナカは愛知県名古屋市のショッピングモール「メッツ大曽根」で営業する「大曽根店」をリニューアルし、7月9日に再オープンする。リニューアルでは、生魚の対面バラ売り販売や自家製干物の販売、牛赤身の希少部位の販売など生鮮売場に力を入れ、鮮度、品質、産地にこだわった商品をこれまで以上に選びやすく、買い回りやすい売場に刷新した。また、ファミリー世帯向けの大容量商品や時短商材、フランテ店舗で人気の食品や惣菜などを取り揃えた。

  • 所在地・・・・・名古屋市東区矢田2-1-95
  • 売場面積・・・457坪
  • 営業時間・・・10時~22時

ライフコーポレーション
「守口滝井店」をオープン

 ライフコーポレーションは7月9日、大阪府守口市2店舗目となる「守口滝井店」を出店する。平日と週末それぞれの生活スタイルに対応した売場づくりをテーマに、平日はミールキットや店内手づくりのサラダ・惣菜・パンの品揃えを強化して“時短・簡便”ニーズに対応。週末は“家族団らん”にぴったりなごちそうメニューのほか、冷凍食品や大量目商品のまとめ買いを提案していく。

  • 所在地・・・・・大阪府守口市文園町9-27
  • 売場面積・・・695坪
  • 年商目標・・・24億円
  • 営業時間・・・9時30分~23時
  • 駐車台数・・・85台
  • 従業員数・・・社員22名、パートナー90名

フレスタ
「アイネス店」をリニューアルオープン

 フレスタは7月6日、広島県福山市の「アイネス店」をリニューアルオープンする。「福山」駅前の開発計画に沿ったリニューアルで、「お惣菜屋さんから生鮮スーパーマーケットへ」を店舗コンセプトにして、「おかず工房」という惣菜に特化した店舗から、普段使いができ、生鮮品にも強いスーパーマーケットを目指していく。

  • 所在地・・・・・広島県福山市東桜町1-8 アイネスフクヤマ地下1階
  • 売場面積・・・309坪
  • 営業時間・・・9時~21時30分
  • 従業員数・・・44名

マックスバリュ西日本
「ザ・ビッグ小郡店」をリフレッシュオープン

 マックスバリュ西日本は7月9日、山口県山口市の「ザ・ビッグ小郡店」店舗のレイアウトや品揃えのリニューアルを行い、7月9日にリフレッシュオープンする。目玉は、フローズン売場を拡大した「フローズンマーケット」を新設したこと。一般的な冷凍食品から水産・畜産冷凍食品、韓国料理、スイーツまで幅広く品揃えした。

  • 所在地・・・・・山口市小郡下郷763-2
  • 直営面積・・・788坪
  • 営業時間・・・8時~21時
  • 駐車台数・・・228台

 そのほかマックスバリュ西日本では、7月6日に兵庫県の三木市、8月に同県三田市とフードバンク利用契約協定を締結し、計5店舗でフードバンク活動を開始する。

サンリブ
全店で“ECOアクション”を実施

 サンリブは今夏の電力需要の逼迫に備え、7月1日から9月30日の期間、全店で省エネ・節電に向けた「サンリブECOアクション」を実施する。実施する時間は開店時から閉店時まで。主な取り組みは以下のとおり。

*屋上看板・店舗看板などの照明を閉店時に消灯
*屋外照明・売場照明は利用客に迷惑をかけない範囲で消灯
*売場のスポット照明を消灯
*事務所やバックヤードの照明を可能な範囲で消灯
*空調や冷蔵・冷凍ケースの清掃を定期的に実施
*空調や冷蔵・冷凍ケースの設定温度のこまめな管理

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

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