【青山商事】 17年度で270億円の営業最高益、中期計画を発表
青山商事は1月28日、2017年度(18年3月期)に過去最高となる270億円の営業利益を目指す中期経営計画を発表した。紳士服は市場縮小で厳しい環境に置かれているが、靴やシャツなど周辺商品の販売拡大、レディース商品の強化などで主力のビジネスウェア事業を伸ばす。また、子会社を通じて展開する「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」などカジュアル事業や物語コーポレーションの企業フランチャイズとして展開する「焼肉きんぐ」などの外食事業も出店を増やしていく。
同社の14年度の連結業績見通しは売上高が前年度比横ばいの2222億円、営業利益が17.7%減の186億円となっているが、17年度には売上高を2800億円に積み増す。
ビジネスウェア事業では14年度見込で240億円のレディース商品の売上げを320億円に増やすほか、オンラインストアの売上げも4倍の40億円に拡大する。同事業の17年度の売上高は14年度比で約280億円増の2070億円を目標とする。
「アメリカンイーグル」を展開する連結子会社のイーグルリテイリングは地方の有力ショッピングセンターなどに今後3年で30店舗を出店、店舗数を48店舗に増やして、17年度の売上高を14年度比で2倍強の210億円、営業利益を10億円に伸ばす計画だ。