バロー、来年10月に持ち株会社体制移行、バローHDに

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 食品スーパー大手のバロー(岐阜県多治見市)は2015年10月1日付で持ち株会社体制に移行する。バローからスーパーマーケット(SM)事業とホームセンター(HC)事業を切り離し、社名をバローホールディングス(HD)に変更する。

 連結子会社の中部薬品が展開するドラッグストア事業を含めて、持に株会社の傘下にSM事業、HC事業の3事業がぶら下がる形となる。持ち株会社はグループ戦略の立案機能を担い、資金調達の一元化や情報システムの共通化など管理機能を集約することで経営効率を高める。

 ペットショップ事業はHC事業と統合、ドラッグストア事業とHC事業については出店を加速して主要事業に育てる。

 同社が発表した2014年4~9月期の連結業績は、会社全体の売上高に当たる営業収益が前年同期比4.4%増の2319億円、営業利益が10.7%増の72億円だった。主力のSM事業では既存店売上高が1.2%減少したが、前期に新設した店舗の寄与などで営業収益は4.0%増の1599億円、営業利益は25.8%増の51億円と増収増益だった。ドラッグストア事業は22店舗の新設効果で営業収益は7.5%増の384億円となったが、価格競争への対応などで営業利益は32.3%減の6億円だった。

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