【ローソン】営業総収入の通期予想引き下げ、利益見通しは据え置き

2014/10/09 00:00
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 ローソンは10月7日、2015年2月期の営業総収入(加盟店からの収入と直営店売上高の合計)の見通しを従来予想の4980億円(前期比2.6%増)から4870億円(0.4%増)に引き下げた。上半期(14年3~8月)の営業総収入が計画に届かなかったため。ただ、通期の営業利益750億円(10.1%増)、純利益389億円(2.5%増)の予想は従来通り据え置いた。

 同日発表した上半期の連結業績は、営業総収入が前年同期比2.5%減の2413億円、営業利益が12.3%増の400億円だった。営業利益は期初予想を21億円上回った。

 営業総収入の減少は直営店の売上高が減ったことが要因で、加盟店からの収入は3.1%増えた。積極出店により店舗数がローソン単体で319店舗の純増(前年同期は244店舗の純増)となったことで、加盟店からの収入が増えた。一方、店舗や設備の減価償却を定率法から定額法に変更したことなどから販売管理費は連結ベースで1.6%減となり、2ケタの営業増益につながった。

 しかし、単体の既存店売上高は1.0%減、全店ベースでの平均日販は8000円減の54万4000円となるなど店舗の収益力はやや低下している。

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