【全国スーパー】 13年度は21%の企業が赤字、仕入コスト上昇などで

2014/09/08 00:00
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 帝国データバンクが全国のスーパーマーケット1101社(過去3年度分の売上高が判明した企業、売上高10億円以上)の2013年度(2013年4月~14年3月)の業績をまとめたところ、損益が判明した737社のうち21.0%が赤字だったことがわかった。

 

 赤字企業の割合は12年度の17.1%に比べて3.9ポイント増えた。売上高については、大手の積極出店や消費増税前の駆け込み需要もあって増収企業が344社と前年度に比べて17.0%増加、逆に減収企業は445社で18.2%の減少となったが、生鮮食品などの仕入れ価格上昇や円安による輸入コストの高騰などの影響を受け、減収となる企業が増えた。

 

 1101社合計の売上高は約23兆8941億円で前年度比1.5%増と、12年度の0.8%増に続き2期連続で前年度を上回った。

 

 一方、13年度のスーパーの倒産件数は65件で、前年度より2件減った。廃業は119件で、これも13件の減少だった。

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