【米ホームデポ】 新CEOに米国小売事業トップのメニア氏が就任
米ホームセンター最大手のホームデポは、現CEO(最高経営責任者)のフランク・ブレイク氏(65歳)の後任に、米国小売事業部門社長のクレイグ・メニア氏(57歳)が就任する人事を決めた。メニア氏は8月21日付で取締役に就任、11月1日付でCEOに就く。ブレイク氏はCEOを退任した後も、会長職に留まる。
メニア氏は小売業界で34年間の勤務経験があり、ホームデポには1997年に入社、今年2月に現職に就いた。2007年にCEO就任後、前CEOのボブ・ナーデリ氏時代に落ち込んでいた業績を見事に立て直したブレイク氏の後を継ぎ、全米50州とカナダ、メキシコなどに2200店舗余りを展開する巨大チェーンを率いることになる。
ホームデポの2014年5~7月期の業績は、売上高が前年同期比5.7%増の238億ドル、営業利益が14.2%増の34億ドルと好調を維持。国内の既存店売上高も6.4%増と堅調に推移している。同社は2015年1月期通期の純利益見通しについて、1株当たり4.52ドル(前期比20.2%増)に上方修正した。