【英テスコ】 新CEOにユニ・リーバのデーブ・ルイス氏、10月１日付
英最大手スーパーのテスコは７月21日、日用品メーカー大手ユニ・リーバのデーブ・ルイス氏（49歳）が10月１日付で最高経営責任者（CEO）に就任すると発表した。現CEOのフィリップ・クラーク氏（54歳）は退任するが、2015年１月末までは引き継ぎや新CEOへの助言役としてテスコにとどまる。
クラーク氏は大学在学中からアルバイトとしてテスコで働き始め、2011年３月にテリー・リーヒー氏の後任としてCEOに就任した。不振の米国事業や日本事業からの撤退を進める一方、食品ディスカウンターにシェアを奪われている英国市場で価格攻勢を強めるなど立て直しを図ったが、14年２月期決算で２期連続の営業減益となるなど業績不振が続いた。
新CEOに就くルイス氏は、英国の大学を卒業後、ユニ・リーバに入社、以後28年近くを同社で勤め上げ、ユニ・リーバの英国・アイルランド事業や中東欧事業を立て直した経験があるという。現在はパーソナルケア部門の社長を務める。