【あさひ】　13年２月期は営業減益の見通し、震災特需の反動減

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 自転車専門店大手のあさひ（大阪市）は12月10日、2013年２月期の業績の下方修正を発表した。

 売上高は従来予想比で約37億円減の380億円（前期比7.0％増）、営業利益は約10億円減の43億円（0.7％減）となりそう。営業減益となるのは04年８月の上場以来、初めて。

 昨年は東日本大震災後に自転車需要が急増したために、その反動減が出た。広告宣伝を強化して集客を図ったが思ったほどの効果は出ず、減益につながった。

 12年３～11月の既存店売上高は前年同期比で8.2％減と苦戦した。前年同期は13.6％増と大きく伸ばしていた。

 一方、純利益は従来予想比で約４億円減の26億円となる見通しだが、前期比で増益を確保できることから年間配当金は２円引き上げて12円とする。