イオン銀行、旧日本振興銀行を吸収合併、法人向け融資を拡大
イオン銀行は完全子会社のイオンコミュニティ銀行を3月31日付で吸収合併する。イオンコミュニティ銀行の前身は2010年に経営破綻した旧日本振興銀行。イオン銀は昨年12月に預金保険機構から全株式を買い取り、完全子会社化した。
イオン銀は住宅ローンなど一般消費者向けの融資が中心だが、イオンコミュニティ銀は旧日本振興銀が保有する貸付債権の一部を引き継ぐなど、中小企業との取引実績がある。イオン銀との合併後は、イオングループのショッピングセンターにテナント出店する事業者向けなど法人融資を拡大する方針だ。