【ホームファッション】11年市場規模は2兆8550億円、過去10年で3割減

2012/01/23 00:03
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 矢野経済研究所は1月18日、2011年のホームファッションの小売市場規模が前年比横ばいの2兆8550億円になったとの推計を明らかにした。

 

 ホームファッション市場は家具や照明など住宅の新設や転居時に需要が発生する商品が多く、新設住宅着工戸数と連動して推移する傾向が強いが、08~09 年にかけて不動産ミニバブル崩壊の影響で着工戸数が3割近く落ち込んだこともあり、市場規模も大幅に縮小。09年に3兆円を割り込んでからは3年連続で2 兆8000億円台で推移している。

 

 東日本大震災後は復興需要もあって高価格帯を含めて商品が動き始めており、10年の2兆8493億円をほんのわずかだけ上回り、3年ぶりのプラスとなった。

 

 とはいえ、2001年に4兆1000億円を超える市場規模があったことを考えると、過去10年でほぼ1兆3000億円も縮小したことになる。

 

 同研究所が定義するホームファッション市場は、「ベッドリネン・寝具」「タオル製品」「ナイトウェア・ホームウェア(寝間着・室内着)」「ホーム・ファ ニチュア(住宅用家具)」「ホーム・ライティング(住宅用照明機器)」「インテリアファブリックス(室内装飾用布製品)」「キッチン・テーブルウェア(調 理器具・食器類)」の7分野。

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