【ココカラファイン】中国のドラッグストア事業から撤退、現地での合弁解消

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 ドラッグストア大手のココカラファインは9月30日、中国でのドラッグストア事業について現地合弁会社への出資を引き上げ、撤退した。

 同社は子会社のセガミメディクスを通じて、上海でドラッグストアを運営するスマイリング社(上海百齢薬業連鎖有限公司)の親会社であるサモアバイオ社(中化生医科技股份有限公司)に出資、「セガミ」の店名で上海市内に2店舗を展開していた。

 中国では医薬品販売の規制や許認可が複雑で、現地の「セガミ」では医薬品を取り扱うことができないなど事業運営上の制約の多さがネックとなったようだ。

 市場調査会社の富士経済によると2006年以降、中国のドラッグストア市場は2ケタ成長を続けており、2010年のドラッグストアチェーンの総売上高は推定で1500億元(約1兆8000億円)。日本のドラッグストアでは、グローウェルホールディングスが中国の小売大手、百聯集団と組んで12月にも上海で1号店をオープンするほか、キリン堂が今年1月に合弁会社を設立し、中国進出の準備を進めている。

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