【ローソン】ファーストリテイリング前社長の玉塚氏が副社長に
ローソンはファーストリテイリング前社長の玉塚元一氏(48歳)が副社長執行役員COO(最高執行責任者)に就く人事を発表した。同社は事業を「CVSグループ」「エンタテインメント・EC(電子商取引)グループ」「海外事業グループ」の3つに分離・再編する大幅な組織変更を実施、各事業グループにCEO(最高経営責任者)を置くことを決めたが、玉塚氏はCVSグループのCEOを兼務、新浪剛社長(51歳)に次ぐナンバーツーとして中核事業の責任者を務める。
玉塚氏の副社長就任および組織変更の実施は3月1日付。新浪氏は海外事業グループCEOを兼務し、中国など海外での事業拡大に注力する。同氏は2011年度から年間1~2ヵ月は中国・上海に滞在して現地で指揮を執る意向を明らかにしており、国内のCVS事業は今後、玉塚氏を中心に運営されることになる。
玉塚氏は旭硝子などを経て1998年にファーストリテイリングに入社、2002年11月から05年8月まで社長を務めた。退職後は、ファストリの副社長だった澤田貴司氏と共にリヴァンプを設立、企業の再建支援や外食事業などを手がけていた。