【ココカラファイン】医薬関連のベンチャー買収、PB開発に技術活用
ドラッグストア大手のココカラファインは1月31日、医薬関連のベンチャー企業、SOファーマ(神戸市)を買収した。同社はSOファーマと化粧品のプライベートブランド(PB)「VIVCO(ヴィヴコ)」を共同開発、月間1万本以上を販売するヒット商品となっている。
SOファーマは九州大学の後藤雅宏教授が開発した医薬品を浸透させる「S/O技術」の特許実施許諾権を保有しており、この技術を応用して肌への浸透性が高い基礎化粧品を開発した。ココカラファインはこの技術を囲い込むことで、化粧品や医薬品など付加価値の高いPBの開発につなげる。
セイジョーとセガミメディクスの経営統合で誕生したココカラファインは、昨年10月にアライドハーツ・ホールディングスを合併した効果で、2011年3月期の売上高は前期比約34%増の2553億円に増える見込みで、PBの販売力も高まっている。