パナソニック、家電のサブスクサービス開始、賃貸住宅向け
パナソニックは1月19日、賃貸住宅向けの家電のサブスクリプション(定額課金)サービス「noiful(ノイフル)」を始めると発表した。賃貸物件のオーナーや管理会社向けのサービスで、入居者は家電を買い揃える必要がなくなるため、他の物件との差異化を図ることができる。
同サービスを契約した賃貸物件にパナソニックの冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどを一定の月額料金で貸し出す。家電の設置や施行、入居者からの家電に関する問い合わせ、修理や交換などは無償で対応する。
物件オーナーや管理会社は、家電付きの物件として入居者に利便性をアピールできるほか、家賃を高めに設定することが可能になる。
パナソニックでは、物件オーナーなどの要望に合わせて、立地や間取りなどに応じたリノベーションプランを提案するサービスも行う。そのモデルルームとなる物件「ノイフルベース駒込」(東京都北区)で同日、入居者の募集を始めた。
ノイフルベース駒込は築24年の中古物件をリノベーションしたもので、2〜3階の住居スペースには、間取りやデザイン、備え付けの家電の種類などが異なる4タイプ・6戸を用意した。1階にはパナソニックくらし事業本部くらしアプライアンス社のオフィスが入る。