ホーム   特集&連載    DRMオンライン・ピックアップ    ダイヤモンド・ドラッグストアPick-Up 
記事タイトルバナー

第118回

2017年10月23日

【DDレポート】
薬樹 
管理栄養士考案のレシピ本第2弾を出版

『ダイヤモンド・ドラッグストア』 2017年9月15日号掲載

 薬局チェーンの薬樹(神奈川県)は2017年6月29日、勤務する管理栄養士による『薬局の管理栄養士が考えた 健康ごはん Part2』(PHP研究所発行)を出版した。2013年発刊の第1弾が好評だったことから第2弾の出版となった。「メタボリックシンドローム」の悩みに対応したレシピや、「やわらかアレンジレシピ」を収録しているのが特徴だ。

 

「やわらかアレンジレシピ」も収録

『薬局の管理栄養士が考えた 健康ごはん Part2』キッチンラボで「やわらかアレンジレシピ」の春巻きの調理方法を実演する薬樹の管理栄養士

 首都圏を中心に薬局を展開する薬樹は、「まちの皆さまと共に、健康な毎日をつくり笑顔とありがとうの輪を広げる」を経営理念に掲げる。「健康な人、健康な社会、健康な地球」のすべてを包括した「健康さんじゅうまる」という概念のもと、「薬樹薬局」(131店舗)、「訪問薬樹薬局」(3店舗)、「健ナビ薬樹薬局」(12店舗)、「スロースタイル薬樹薬局Liko」(1店舗)という4フォーマットの薬局を展開している。

 

 同社は薬剤師と管理栄養士が活躍する薬局として知られ、大手薬局チェーンが規模の拡大をめざすなか、地域密着を志向し超高齢社会に必要とされる薬局づくりを追求している。

 

 同社が2017年6月29日に出版した『薬局の管理栄養士が考えた 健康ごはんPart2』(PHP研究所発行)は、薬樹に勤務する管理栄養士が考案したレシピ集。13年発刊の第1弾が好評だったことから第2弾の出版に至った。

 

 第2弾には管理栄養士への相談でいちばん多かった「メタボリックシンドローム」の悩みを解決する、低エネルギー・塩分控えめ、血圧・血糖値・コレステロール・中性脂肪が気になる人向けのお薦めレシピを収録。在宅にて栄養相談を行う管理栄養士が考案した、介護でやわらかい食事をつくる必要がある人向けに「やわらかアレンジレシピ」も用意。「肉じゃが」「ハンバーグ」など、通常の健康レシピから3段階に分けてやわらかくアレンジできるよう工夫した定番メニュー全6品を掲載している。

 

 『薬局の管理栄養士が考えた 健康ごはん Part2』の掲載レシピ数は全69(うちアレンジレシピ9)。B5判80ページで価格は1400円(税抜)。薬樹全店舗と首都圏を中心とした一般書店、「アマゾン」などネット通販サイトでも販売している。

 

グループホームにも健康レシピを提供

健康レシピは薬樹の管理栄養士のサイトにも掲載している

 薬樹は05年から新卒管理栄養士の採用をスタートした。管理栄養士は17年4月1日現在72人にまで増え、「健ナビ薬樹薬局」を中心に16店舗で活躍。管理栄養士の店長も2人いる。

 

 薬樹の管理栄養士は街の中にある医療機関=薬局の食の専門家として、①患者向けの栄養(食事)指導、②予防としての栄養(食事)指導、③運動指導、④健康の啓発・情報提供、⑤地域医療・介護との連携、⑥地域の健康コミュニティ支援、⑦災害対策――に取り組む。

 

 たとえば在宅栄養指導では、患者の自宅を薬剤師とともに訪問。食事摂取量や栄養状態をチェックし、患者の状態に応じた食事内容や形態を指導したり、調理方法や食材の相談にも乗ったりする。そして毎回報告書を作成し、医師に報告する。在宅栄養指導実績は16年7月~12月までの期間で198件に上る。なお、在宅栄養指導でQOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上が見られた事例は、「第4回 日本在宅栄養管理学会学術集会」で口頭発表している。

 

 予防としての栄養指導では、店頭で栄養・食事、生活習慣病についてアドバイスや相談をしたお客は、相談しないお客と比べ、3カ月後、6カ月後の再来店率が高いことがわかっている。

 

 管理栄養士が考案した健康レシピは、6月から首都圏のグループホームに対価を得て提供している。入居者の属性や好みをレシピに反映しており、好評なことから提供先を拡大する予定だ。

 

 

DRM online 関連記事

Special topics