NTT東日本は11月19日、東京都新宿区の本社ビル内に「スマートストア」の実験店舗をオープンした。入店の認証から決済までをスマートフォンで完結する仕組みとなっており、実験の成果を無人店舗の展開支援に生かす。
スマートストアでは飲料や菓子類、文具、書籍などを取り扱うほか、地域の店舗が作った焼き立てパンなども販売する。
店内で撮影したカメラ映像をAI(人工知能)で分析し、利用者の属性に適した品そろえや棚割りの効率化に役立てる。店舗利用者や店舗運営者からの問い合わせなどには、NTT東日本のコールセンターで対応する。
小売業界では労働力不足や、新型コロナウイルス感染症の影響による非接触ニーズの高まりから、店員による対面の接客が必要ない無人店舗への関心が高まっている。