ローソン、インドネシアでデジタル技術活用の実証実験、映像分析とIoTセンサー

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局
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ジャカルタ郊外のローソン「グラハ タミヤ店」
実証実験を行うジャカルタ郊外の「グラハ タミヤ店」

 ローソンは8月25日から9月30日まで、インドネシアの首都ジャカルタの郊外、タンゲラン市にある「グラハ タミヤ店」で、デジタル技術を活用した業務効率化や電力使用量削減などの実証実験を行う。

 実験はNECと共同で実施する。店内にカメラやIoTセンサーを設置、NECの映像分析技術やセンシング技術を活用する。カメラ映像からレジ待ち人数や平均のレジ待ち時間などを分析、従業員の業務の改善点を明らかにする。

 また、カメラ映像から来店者数や年齢・性別などの属性、商品棚ごとの滞在時間などを分析し、来店者の購買動向を可視化、売り上げ向上のための施策に役立てる。

 一方、店内の冷蔵庫や調理機器、コーヒーマシンなどにIoTセンサーを設置。庫内の温度やドアの開閉状況、機器の電力使用状況などを自動的に把握し、省エネルギー化や電気代の削減を進める。

 ローソンは2011年にインドネシアに進出し、7月末時点で71店舗を展開している。実証実験の結果をふまえ、インドネシアをはじめアジア各国の店舗において、デジタル技術の活用を進めていく方針だ。

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