凸版印刷、生分解性プラスチックのレジ袋を開発、GSIクレオスと共同で
凸版印刷は繊維・工業製品の製造・販売を手がけるGSIクレオス(東京都千代田区)と共同で、生分解性プラスチックを使ったレジ袋を開発した。凸版印刷が12月から、レジ袋のほかゴミ袋、フォーク・スプーンなど生分解性プラスチック製品の販売を始めた。
GSIクレオスが輸入販売する生分解性樹脂「マタビー」を原料として、凸版印刷がフィルム製造や成型の技術を生かして製品化した。マタビーは、植物由来ポリマーとトウモロコシのでんぷんを原料としており、地中に埋めると微生物によって水と二酸化炭素に分解される。海水中でも分解される特徴がある。
凸版印刷は石油由来の原料を使ったレジ袋に代わる製品として、コンビニエンスストアなどでの普及を視野に入れる。凸版印刷とGSIクレオスは今後も生分解性プラスチックを使った製品開発を進め、2025年度に20億円の売り上げを目指す。