[上海 10日 ロイター] – 米アップルは、中国のアプリ開発者を支援するプログラムを上海で立ち上げた。重要な海外市場の1つである中国でサービス事業を強化する取り組みの一環。
同社の9日付の発表文書によると、プログラムでは開発者向けに講義やワークショップ、ネットワーク作りのセッションを定期的に開催する。
アップルのプラットフォーム向け開発者は台湾、香港、中国本土を合わせた大中華圏で250万人を超えている。
同社はスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売が中国や世界で鈍化しており、クック最高経営責任者(CEO)は中国でのサービス事業の好調を強調している。
投資調査会社エバーコアISIは9日、アップルの第3・四半期(4─6月)のサービス収入が中国の伸びを一因に増加するとの見通しを示した。
アップルは2017年にインドのベンガルールでも同様のプログラムを立ち上げた。