[18日 ロイター] – 米アップルは18日、新型のタブレット端末「iPad Air(アイパッドエア)」と「iPad Mini(アイパッドミニ)」を発表した。
iPad Airの画面は10.5インチ、iPad Miniは7.9インチ。ともに最新のA12Bionicチップを搭載し、「Apple Pencil(アップルペンシル)」や「Smart Keyboard(スマートキーボード)」に対応する。
価格はiPad Airが499ドルから、iPad Miniは399ドルから。同日から米国や日本、英国などで予約注文を開始した。
今回の発表は、アップルが3月25日に予定する新製品発表会イベントに先立ち行われた。このイベントでは、テレビや動画配信サービスなどが発表される見通し。
DAデイビッドソンのアナリスト、トム・フォーテ氏は「来週のイベントでハードウエアよりもコンテンツに焦点を当てたいとの考えから、来週のイベント前に新製品の発表に踏み切ったのだろう」と述べた。
インベスティング・ドット・コムのシニアアナリスト、クレメント・シボルト氏は、iPad販売増による利益への影響は軽微としつつも、「人気デバイスや機能を拡充する能力をなお備えているとの見方を支えることに寄与する」と指摘した。
前年度(2018年9月まで)のiPad販売による売上高は約190億ドルで、iPhone売上高(約1670億ドル)に比べると小規模。
新製品発表を受け、アップルの株価は午前の取引で約1%上昇。