「ヤオコー東大和清原店」に見る、絶好調デリカ部門の打ち手
1品単価を抑えて
複数商品の購入を促す
若い世代を取り込む施策として、新しいメニューの開発を進める一方で購入頻度の高い定番メニューの提案にも重点を置いている。具体的には、ファミリー層が買いやすい規格、価格で販売する。たとえば、とんかつを3枚購入すれば20%OFFとするなど、ファミリーにとって適した量を、お得感を持って買ってもらえるような提案をすることで購入を促しているという。
量目対応によって売上を伸ばす工夫も行っている。
ヤオコーは最近、既存商品の量目を少量にした「ちょっとがイイネ!」商品の開発を推進。また、自社工場で製造することで1品単価を押さえたパスタや総菜を充実させている。これにより、複数商品を組み合わせて購入することを促し売上アップを図る。
![「ちょっとがイイネ!」](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC09744.jpg)
![yesyaoko](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC09725.jpg)
![工場製](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC09745.jpg)
![さまざまな商品](https://diamond-rm.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC09746.jpg)
このようにヤオコーの総菜が絶好調である背景には、さまざまな企業努力によって需要を掴んでいる事実がある。同社を好例に、業界全体で高まる総菜需要を取り込んでいきたい。