「レバニラ」「ミントつまようじ」「猪木語録商品」で体感したベルクのすごさ!

2023/10/13 05:59
立川 志ら乃 (落語家)
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”猪木語録”の総菜は買えず……。

 そしてしばらくすると、店内にアントニオ猪木の入場曲のアレンジバージョンが! 

 事前にベルクのHPをチェックしたとき、アントニオ猪木さんの語録をモチーフにした総菜商品を販売していることが書かれていたので、社長か誰かが猪木さんのファンなんだろうなぁとは思っていましたが、まさか曲が流れてくるとは。スーパーで「イノキボンバイエ!」を耳にすると、どこかの売場で急にタイムセールみたいなのが始まったのかとそわそわしました。

 しかし遅い時間の入店だったこともあり、イノキ語録総菜は売り切れててなんとも残念。「チャー州コノヤロー!!」欲しかったなあ!  

 ちなみに”猪木語録商品”は、アントニオ猪木氏の生誕80周年を記念し、同氏のライセンスを使用し開発した商品とのこと。詳しくはこちらをご参照ください。

 そうそう、ベルクのHPで猪木語録商品の案内と並んで気になったのが、「身だしなみ基準の緩和」というページ。たくさんのお客さんに来てもらうことももちろん大事ですが、従業員の確保も同じように大事。こういうことを外部に発表しているスーパーって他にないんじゃないのかしら。気になって調べてみたら、今年になってからドン・キホーテとかが同様の取り組みを始めており、それがメディアでも取り上げられていることを知りました。  

 若い従業員の確保はどこも大変。柔軟な対応が必なんだけど、「柔軟な対応」ってどこの団体でもできることじゃない。「柔軟」の質と量が問われるので、内部的に「やっている」と言っていても、外から見たら「そんなんじゃねぇよ」とツッこまれたら寂しい結果になってしまう。でも今後この動きはスタンダードになるのでしょう。  

 あと、ベルクのトップページには、「あたらしいベルクがはじまります。」の文言。これを目にして、ベルクのような有名スーパーとて、「生き残る」ことの難しさと危機感を抱いているのだなぁと。生き残るって本当に大変です。

ベルクをすぐそばにしても生き残る「ヤオヒロ」の底力に脱帽

ヤオヒロさん!強者との「共存ノウハウ」、教えてください!

 

立川志ら乃

立川志ら乃

1974年2月24日生まれ。98年3月、立川志らくへ入門。2012年12月に真打ち昇進。16年7月に「スーパーマーケットが好きである」ことを突如自覚。スーパーに関する創作落語に「グロサリー部門」「大豆なおしらせ」など。寄席やイベントなどのスケジュールは下記Twitter・ブログをご参照ください。

Twitter:@tatekawashirano

ブログ:https://ameblo.jp/st-blog/

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記事執筆者

立川 志ら乃 / 落語家

1974年2月24日生まれ。98年3月、立川志らくへ入門。2012年12月に真打ち昇進。16年7月に「スーパーマーケットが好きである」ことを突如自覚。スーパーに関する創作落語に「グロサリー部門」「大豆なおしらせ」など。寄席やイベントなどのスケジュールは下記Twitter・ブログをご参照ください。

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