早くも中部3店舗体制に!中部エリア最新店「ロピア可児店」現地レポート
●青果 日替わりで目玉商品を販売!売場管理も万全
売場を見ていこう。調査日、正面入口から店内に入ると、橙色が鮮やかなみかんがすぐに目に飛び込んできた。通路を曲がった先の細い通路も旬果実が大量に並べられておる。その先にある開けた場所では、目玉商品が並べられて、調査1日目はレタス(1玉111円)、2日目は大玉ブロッコリー(1個120円)、3日目はキャベツ(1玉100円)と、日替わりで目玉商品を陳列。そのほかの大根(120円)なども安く、ほとんどのお客が購入しており、売場からは「安い」とささやくお客の声が聞こえてくる。
売場管理も徹底されており、14時過ぎになると売場に並ぶ商品の5~6割が売れていたが、すぐさま商品補充が行われ、夕方のピークを万全な状態で迎えていた。担当者はきめ細かく補充をしており、売場をコントロールしていた。売場配置も機能的で買いやすい。
●鮮魚 新MD「魚総菜」を導入!
最近のロピアの新店は、丸物や寿司、刺身の対面コーナーを導入した動きのある鮮魚売場であることが多いが、可児店は落ち着いた雰囲気のある、従来のロピアの鮮魚売場に近いように感じた。ただ、新店らしく新たなチャレンジも見られ、壁面冷蔵ケース24尺の横に、4尺の「魚総菜」を導入。「わかさぎ唐揚げ」「いかフライ」(各390円)、「ハラス南蛮重」(680円)など各種魚総菜を日替わりで販売していた。
対面の丸物・刺身コーナーは設けていないもの、関西エリアではすっかりおなじみとなった対面寿司は導入しており、壁面4尺で「本まぐろ大とろ」(1貫300円)、「ヒラメ」(同200円)など握り寿司21品目を販売。ただ、売場ではあまり目立っていないのか、購入客は少なかった。
青果と同様に、鮮魚売場も担当者が定期的に商品チェックをしており、補充もよくなされていた。売場の責任者によって売場の雰囲気が変わるのもロピアの特徴である。
●精肉 豚肉は一部商品を「柳津店」から納品!
精肉売場は、壁面22尺で豚肉、奥側壁面56尺で牛肉とひき肉を配置。豚肉の一部は、近隣の「柳津店」から納品しているようだ。商品構成は標準スタイルで、売場を見ているとこちらも管理が行き届いている。
ロピアの精肉売場は、週末の午後は品薄状態であることが多いが、可児店では担当者が定期的に売場をチェックし、品数が少なくなったコーナーはすぐさま商品が補充されていた。補充の様子をみていると、数ある商品の中でも「メガ盛」がとくに売れているようだ。
精肉売場をみて改めて感じたのは、「やはりロピアは肉屋」であるという点だ。販売力も他部門と比べると群を抜いており、その強さを再認識させられた。後編では、総菜・日配・加工食品の売場を見ていこう。
(店舗概要)
所在地 岐阜県可児市今渡840-2
開店日 2022年10月18日
売場面積 売場:約520坪、袋詰場所・事務所:約40坪(ともに歩測)
営業時間 9:30~19:00
駐車台数 517台