原信の「グリークヨーグルトサラダ」に感じた、視察することの重要性

海蔵寺りかこ (KTMプラニングR代表)

海蔵寺りかこの今日も売場で考えた

ダイヤモンド・チェーンストア誌11月1日号・15日号の2号連続特集「スーパーマーケット視察完全ガイド2025(東日本編西日本編)」では、札幌、所沢、新潟、尼崎、広島の5地域の店舗調査に参加しました。

あらためて感じたのは「ロピア」の進出を機に競合関係が激化している地域が多く、いずれの企業も競合と戦うところはしっかりと決めて勝負する一方、自社の特長を明確にした中での差別化も図ろうとしており、どの地域、どの店舗でも大変学びの多い調査となりました。

新しくておいしい!原信のサラダメニュー

 今回、各地域でロピアの店を訪ねましたが、全国どんな物件でも、そして新潟ではフランチャイズという新しい商売の形においても「ロピア色」を確立してしまう店舗開発力は、まさに驚愕の域に達しています。とくに「琴似店」や「マルダイ新潟店」などはイトーヨーカドー時代の状況から驚くべき変貌を遂げていました。さらには商圏特性を踏まえ品揃えを変えたり、地域商品の開発をよりいっそう進めたりしていた点が印象的でした。

 さて、調査ではいつも各店の商品をおいしくいただいていますが、今回、新しさとおいしさを再発見したのが

この記事をさらに読むと、激化するスーパーマーケット業界の競争下で、各社がどのような店舗開発力で対抗し、また、ローカルスーパーがユニークな商品や斬新な売り場展開で顧客を惹きつけているのか、そして地域ごとの店舗運営における課題と進化の方向性について理解することができます。

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記事執筆者

海蔵寺りかこ / KTMプラニングR 代表

食品コンサルタント
1級色彩コーディネーター、カラーデザイナー、UCアドバイザー

大阪府吹田市出身。広島大学卒業後、イトーヨーカ堂で食品事業部の計画や販促企画を担当し、惣菜部のシニアマーチャンダイザーに就任。​その後、ヤオコーで営業企画部クッキングサポート担当部長として提案型マーチャンダイジングに従事。​現在はKTMプラニングRを起業し、食品スーパーやメーカーのMDサポートを行うほか、データコム株式会社のアドバイザーとして小売業支援に携わっている。

KTMプラニングRホームページ

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