松屋が「2026年お正月の過ごし方・おせちに関する意識調査」を発表

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 (株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア)

松屋銀座の開店100周年を記念したおせちを発売

 松屋はこうした消費動向を分析したうえで、「2026 松屋のおせち」を販売する。

 26年の年末年始は最大で9連休となることから、自宅で家族や親しい人と過ごす層の増加も予測される。そうしたニーズに応えることに加えて、「松屋銀座」(東京都中央区)の開店100周年を記念した特別仕様のおせちを多数展開する。

 たとえば、贅沢な食材をふんだんに使用した「銀座みかわや」(108000円、以下税込)や「三笠会館」(86400円)を販売。また、100種類の料理を詰め込んだ「和洋100品目おせち三段重」(37800円)など、ハレの日にふさわしい豪華なラインナップを揃える。

「みかわや」(写真左)「三笠会館」(写真右)

 一方で、支出はできるだけ抑えたいというニーズに対しては、「特選・海鮮おせち三段重」(3万円)や「和洋折衷二段重」(2520円)を、前年の値段を据え置いて提供する。

「特選・海鮮おせち三段重」(写真左)「和洋折衷二段重」(写真右)

100万円の最高級おせちを販売

 100周年を記念したおせちのほかにも、松屋史上最高価格となる100万円の最高級おせちの「染付青草花文特製おせち料理三段重 染付青草文銘々皿5 枚セット」を販売する。350年以上の歴史を持つ有田焼の名門窯元「辻精磁社」(佐賀県西松浦郡)と、日本料理店「青草窠(せいそうか)」(東京都港区)がコラボレーションした。伝統的な吉祥模様「四君子」と四季をテーマにあしらった特製重箱に、日本古来の調味料や全国から厳選した高級食材を詰め込んだ。

松屋史上最高価格100 万円の最高級おせち

 当初は外商顧客限定での販売を予定してたが、「匠の技と想いをより多くの方に届けたい」との思いから、1名限定で一般販売も行う。

1 2

記事執筆者

ダイヤモンド・チェーンストア編集部 / 株式会社ダイヤモンド・リテイルメディア

ダイヤモンド・チェーンストア編集部は、業界をリードする提案型編集方針を掲げ、小売業の未来を読者と共に創造します。私たちは単なるニュース伝達に留まらず、革新的なビジネスモデルやトレンドを積極的に取り上げ、業界全体に先駆けて解説することを使命としています。毎号、経営のトップランナーへの深掘りインタビューを通じて、その思考や戦略を読者に紹介します。新しくオープンする店舗やリニューアルされた店舗の最新情報を、速報性と詳細な分析で提供し、読者が他では得られない洞察を手に入れられるよう努めています。私たちの鋭い市場分析と、現場の細部にわたる観察を通じて、注目すべき店舗運営の秘訣を明らかにします。

ダイヤモンド・チェーンストア編集部紹介サイトへ

関連キーワードの記事を探す

© 2025 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態