ドレッシング市場、サラダ以外の汎用使いが浸透、野菜高騰下でも堅調に推移
ノンオイルドレッシングは若年層ユーザーの取り込みが課題
ノンオイル・低オイルドレッシングの期間通算の金額PIは922円で対前年同期比1.1%減、数量PIは4.79で同5.3%減。健康志向の高まりを背景に伸長を続けてきたノンオイルドレッシングだが、健康ニーズが多様化したことで、年々縮小傾向にある。キユーピーでは昨年秋に「キユーピーノンオイル」シリーズをリニューアル。シンプルな配合を意識して塩分・糖質25%カット※を実現し、カロリー配慮だけではないマルチベネフィットを有するシリーズとして展開している。
一方、理研ビタミンでは「リケンのノンオイル」シリーズ23品に、再生PET原料を含むボトルを採用。新たなプラスチック使用量を年間96トン削減できる見込みだ。また、〈塩レモン〉は、まるごとレモンのピューレを2倍に増量するリニューアルを行った。
日清オイリオグループは、使用油分が1/3(同社従来品比)の「日清ドレッシングダイエット」シリーズから〈きざみたまねぎ〉を新発売。玉ねぎの甘みと具材感が楽しめるさっぱりとしたドレッシングだ。
健康訴求ドレッシングは50代以上のユーザーが中心になるが、健康価値だけでなくおいしさも訴求することで、若年層ユーザーを取り込みたいところだ。
※食品成分表2015「和風ドレッシングタイプ調味料」対比







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