「進化系」登場で、中食で「アテ巻き」流行の予感!背景に寿司酒場ブーム
驚きと感動を感じさせる玉手箱を演出
こうしたトレンドの中で知られるようになった「アテ巻き」を、中食に落とし込んだ「米処 ゆず乃」。「寿司屋に行けばあるけれど、コンビニやスーパーには並んでいない、アテに使われる素材合わせや具材を意識」(黒川氏)する商品設計で、まずは百貨店に出店し百貨店ブランドとして育てるという。
予約商品には関西人が好きな牛肉を使い、ローストビーフ寿司と食べる宝石巻きを合わせた「一つで2度美味しいお肉と細巻き」(3996円)など、驚きの詰め合わせもあり、黒川氏は「玉手箱を開けた時のように、驚きと感動を感じて欲しい。そのため、想像の斜め上を行きたい」と話す。
ゆず酢を使うさっぱりとしたシャリに、アテになる具材や見た目も楽しく、醤油いらずで楽しめる「食べる宝石細巻き」。今後は高級スーパーへの卸や百貨店のポップアップなどを経て認知度を高め、将来的には他府県にも展開したいという。そしてこの快進撃を機に、中食のアテ巻きの動きも注視したい。