1本5000円も!コロナ禍の恵方巻で二極化、豪華さ狙うスーパー、手頃でバラエティ感のコンビニ
リーズナブルな恵方巻も揃えたイオン
比較的リーズナブルな価格帯の商品を多く取り揃えているのがイオンリテール(千葉県/井出武美社長)だ。目玉商品は東京・銀座の寿司店監修の「招福海鮮恵方巻」。穴子、サーモン、海老などスタンダードな具材に、数の子やいくらといった高級具材を加えた構成で一本1490円(ハーフ753円)のお手頃価格だ。「香住ガニの贅沢太巻」(5000円)で高級志向の需要も押さえるが、「14種の具材たっぷり太巻」(2000円)、「極 太巻」(一本980円/ハーフ498円)など全体的に手に取りやすい価格になっている。ほか、全国漁連の取り組みで“プライドフィッシュ”と銘打った、地元漁師が自信を持って勧める魚を使った恵方巻として、「土佐沖どれキンメダイの太巻」「大分県産かぼすブリの太巻」(いずれも1580円)など4種類を展開する。
価格を抑えてボリューム感大、ライフの恵方巻
ライフコーポレーション(大阪府/岩崎高治社長)の今年の恵方巻は、北海道産大粒帆立を目玉の具材にした「極太 幸福海鮮太巻」(2580円)が主力商品だ。他社の恵方巻の多くが直径5~6cmの中、直径9cmの極太太巻きを価格を抑えて提供している。ほかには、具材が本鮪の大トロ、中トロ、赤身のみの「本鮪三昧太巻」(1980円)、すき焼き風に味付けした国産黒毛和牛を具材にした「国産 黒毛和牛太巻」(1780円)など特徴のある商品が並ぶ。こちらも直径7cmとボリューム感のあるサイズだ。また、サラダ巻きを加えたハーフサイズの太巻3種セットも販売しており、家族でいろいろな味を楽しみたいという需要にも応える。
定番商品に加え、生サーモン・生本鮪で差別化を図るヤオコー
生サーモン、国産生本鮪を売りにした恵方巻を展開するのはヤオコー(埼玉県/川野澄人社長)だ。生サーモン、生本鮪に加え、いくらや北海道産ほたてを使用した予約限定の「極み 海鮮巻」(一本2580円/ハーフ1290円)のほか、「国産生本鮪がたっぷり入ったご馳走鮪巻」(一本1960円/ハーフ980円)、「生サーモンがたっぷり入った海鮮巻」(一本1180円/ハーフ598円)を用意。また、人気商品である「節分海鮮巻」(一本1180円/ハーフ598円)を今年も販売する。ライフ同様に人気の太巻きのハーフサイズを3本セットでも販売するほか、子どもでも食べやすい太さ2.5cmの中巻6本セットも用意。「家族で過ごす節分」を意識した品揃えになっている。