電球交換も草むしりもお任せ!イオンが初めて「対面」で家事代行サービスを販売するねらいとは

松岡 瑛理
Pocket

対面接客通じて
利用検討客の声が聞ける

対面式の売場を導入することは、イオンリテールとアクティアの双方に、サービスの認知度を広げ、顧客との距離を縮めるメリットがある。アクティアの広報PR専任担当である大塚哲郎氏は、「今までも弊社のサービスを利用した方から利用後の感想を聞かせてもらっていた。対面接客ができることで、今後は利用検討に悩んでいるお客さまからも声を聞け、自社の商品開発にとっても参考になる」と話す。ほかにも、「家事代行」サービスを利用する目的で売場を訪れたお客が、店頭に訪問することで「住まいの御用聞き」の存在を知り、結果的にどちらにも申し込みを行う可能性もありそうだ。

「暮らしの総合サービス」の売場は、2025年までに導入店舗を30店に増やす予定。イオンスタイル品川シーサイド単体では、前年比7~8倍の売上をめざす。

このようにイオンリテールは、総合的な暮らしにまつわる事業をさらに強化することで、地域の生活者の需要をいっそう取り組む狙いだ。アクティアとの連携がその起爆剤となるか、注目したい。

1 2 3

関連キーワードの記事を探す

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態