まだまだほうじ茶には負けられない!「スポンジ生地が膨らみやすい」「無添加で退色しない」抹茶マーケットの革新続々
膨らみやすい!スポンジ生地専用の抹茶を開発
FSSC22000認証を取得し、茶園栽培から抹茶生産までの一貫生産を行っている、日本で唯一の抹茶メーカーが南山園(愛知県/富田清治社長)だ。
同社では、「抹茶を使用すると、スポンジがふくらみにくい」という課題に対し、独自の製法で作りあげた無添加のスポンジ生地専用抹茶『ふくらむ抹茶』をはじめ、デコレーション用抹茶、加熱対応抹などを食品加工用材料として販売している。
抹茶の需要が茶道用主流の1970年代当初、食品業界に対し「抹茶を食品に使うこと」のメリットを説き、食品加工用抹茶の製造・販売に大きくシフトし、会社を成長させてきたのが、1888年設立のあいや(愛知県/杉田武男社長)。
日本初の有機抹茶にも着手し、1997年、JONA(日本オーガニック&ナチュラルフーズ協会)の有機栽培認証を取得。現在では、OMIC(海外貨物検査株式会社)にて各種有機認証(日本の有機JAS認定、アメリカのNOP認証、ヨーロッパのEU認証)を取得している。
また、2014年には、「抹茶」の分野において国際的に高いシェアを確保し、良好な経営を実践している企業として経済産業省の「グローバルニッチトップ(GNT)企業100選」に選ばれた。
「海外の人から、日本の食材を代表するものとして抹茶が意識されているのを強く感じる。ただ、抹茶の出荷については足元ではダウントレンドに入っている。2020年の東京オリンピック・パラリンピックによるインバウンド効果で、再度ブームになってくれれば。コンスタントに続く商材として定着してほしい」(同社担当者)