約100チェーン約5000店舗が利用!「cookpad storeTV」で変わる店頭販促の新しいカタチとは?

ダイヤモンド・リテイルメディア 流通マーケティング局 文=室作幸江(ライター)
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「cookpad storeTV」は広告動画も配信することができる

cookpadstoreLive
新たな取り組みとして、55インチの端末を使ったオンラインデモンストレーションサービス「cookpad storeLive」のテスト設置も進む

 「cookpad storeTV」は、来店客や流通にとってメリットがあるだけではない。実は、15秒の料理動画が4回流れた後に、最大30秒の広告動画を1回配信しており、同社ではその枠を食品・飲料メーカーや調理器具メーカーなどに販売している。

 「スーパーでお財布とカゴを持っている状態で、『何か買わなきゃ』というマインドのところに広告動画が流れるので、広告主にとっては魅力的といえます」(本澤氏)

スーパーのクロスMDにも貢献できる「cookpad storeTV」

 広告動画は、売場になじむようにレシピに落とし込んだ内容のもので、同社が制作する。たとえば、水産売場でヨーグルトの広告を流すなら、「ヨーグルトとみそを合わせた中に魚を漬け込んでから焼くと、味がまろやかになるので、魚を買うときにヨーグルトも一緒に買いませんか?」といった提案型だ。こうした広告を流すことで、クロスM D が可能になることも「cookpad storeTV」ならではの強みだ。実際、キャラメル×リンゴといった、これまであり得なかったクロス販売で大成功を収めている。

 「『cookpad storeTV』は操作が簡単なうえ、当社とオンラインでつながっているので、自動的にレシピを追加します。それゆえ、現場で判断して、動画を替えることも手軽にできます」(本澤氏)

 現在、北海道から沖縄まで、約100チェーン約5,000店舗が利用しているが、これまで全店導入後に、利用を止めた流通は皆無だ。同社では今年度中に6,000店舗の導入をめざす。

[文=室作幸江]

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