“高野豆腐の定番”旭松食品「新あさひ豆腐」が30〜40代にこそ商機を見る理由

大豆成分を抽出・濃縮した高野豆腐は、たんぱく質・鉄分・カルシウムなど栄養が豊富に含まれている。とくに注目されるのは、食物繊維に似た働きを持つ「レジスタントたんぱく質(レジスタントプロテイン)」で、たんぱく質のなかの約3割を占めている。食後の中性脂肪上昇を抑えるなど、さまざまな健康効果が期待されている。
特許製法で減塩を実現「新あさひ豆腐」
旭松食品の高野豆腐「新あさひ豆腐」は、やわらかくなめらかな食感で、だし含みのよさが特長。さらに、特許取得のカリウム製法により、一般的な高野豆腐と比べ95%の減塩と、塩分の排出を手助けするカリウムを一般的な高野豆腐と比べ約23倍に増やすことに成功した。
加えて酸化が進みにくい高オレイン酸大豆への切り替えにより、つくりたてのおいしさを保ちつつ賞味期限を従来の約6カ月から1年へ延長を進めている。電子レンジ調理にも対応し、利便性を高めている。
減塩の取り組みが評価され、厚生労働省・食環境戦略イニシアチブの減塩普及啓発資料に「新あさひ豆腐」が掲載された。同啓発資料は、商品の誕生ストーリーや企業の取り組みについてまとめられており、子供も読みやすい内容となっている。学校給食の分野でも栄養価の高さや使いやすさの面から推奨品となっている。高野豆腐を食生活に取り入れていくことで、食塩摂取量の減少にも貢献する。
さらにこうした価値が評価され、「新あさひ粉豆腐」と「新あさひ豆腐 うす切り」は、一般社団法人 日本子育て支援協会主催「第6回 日本子育て支援大賞2025」を受賞した。高野豆腐を粉末状にした「新あさひ粉豆腐」は、離乳食や幼児食への活用に加え、小麦粉の代替として料理や菓子づくりにも活用できる。
通常の1/60サイズの「新あさひ豆腐 うす切り」は、湯戻し不要で電子レンジ調理が可能で、時短調理に適している。野菜と炒めたり、味噌汁やスープにそのまま入れるなど、幅広く使える。こうした手軽さと減塩への取り組みが高く評価され、「子育て世帯の支援につながる」と評価された。








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