セブン&アイ・ホールディングス傘下の米コンビニエンスストア大手、7-イレブン(テキサス州)はこのほど、独自のスマートフォンアプリ「7-イレブン・ウォレット(7-Eleven Wallet)」の提供を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で非接触決済のニーズが高まる中、全米の7-イレブン店舗で、キャッシュレス決済がより手軽に利用できるようになった。
前払い式のバーコード決済のほか、デビットカードやクレジットカードでの支払いが可能。アップルペイ(Apple Pay)、グーグルペイ(Google Pay)も同アプリで利用することができる。アップルとグーグルのアプリストアで、12月2日から無料配信を始めた。7-イレブンの電子ギフトカードも同アプリに登録できる。
バーコード決済は、7-イレブン店頭のレジで現金をチャージ(入金)することで利用できるようになる。アプリで表示した支払い用バーコードをレジで読み取ると、決済が完了する。2021年1月5日までは、初回に20ドル以上をチャージすると「7リワード」2000ポイントがボーナスポイントとして付与される。
「7リワード」は7-イレブンの会員特典プログラムで、約4000万人の会員がいる。貯まったポイントは、1000ポイント=1ドルとして7-イレブン店舗での買い物に利用できる。1回の買い物で支払いに充当できるのは、3000ポイント(3ドル)までとなっている。