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米小売売上高、3月は前年同月比6.2%減、食品・日用品店は29.3%の増加

ペンシルベニア州キングオブプルシアで昨年12月撮影
米国商務省が発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化したため大きく落ち込み、前年同月比6.2%減だった。写真はロイター

 米国商務省が発表した3月の小売売上高(季節調整済み)は、前年同月比6.2%減だった。2月は4.6%増だったが、新型コロナウイルスの感染拡大が本格化したことで、大きく落ち込んだ。

 自動車・自動車部品販売店、ガソリンスタンドを除く小売売上高は3.8%減だった。不要不急の外出が制限されたことで、衣料品・装飾品店は50.7%減と売上高が半減。百貨店(23.9%減)やスポーツ用品・ホビー用品・楽器・書店(22.7%減)、家電店(15.9%減)なども大きく減少した。外食・料飲店も23.0%減と2割以上減少した。

 一方、生活必需品関連の業態は大きく伸びた。スーパーマーケットを含む食品・日用品店は29.3%増、ドラッグストアを含む健康美容関連店は4.3%増だった。また、ネットショッピングの利用が急増したことで、無店舗販売も9.7%増えた。