アマゾン、開発中のEV配送車のモデルを公開、22年までに1万台導入
米アマゾン・ドット・コムは2月4日、電気自動車(EV)メーカーの米リヴィアン(Rivian)と共同開発中のEV配送車の実物大クレイ(粘土)モデルを公開した。アマゾンはリヴィアンに10万台のEV配送車を発注済みで、2021年から順次導入する予定だ。
EV配送車は、ミシガン州デトロイト近郊にあるリヴィアンの拠点で開発されている。アマゾンは、事業活動から排出する二酸化炭素を実質ゼロにする「ネットゼロカーボン」を40年までに達成する計画を明らかにしており、EV配送車の導入はこの計画達成の鍵となる。
アマゾンは18ヵ月ほど前からリヴィアンの開発拠点に社員を派遣し、EV配送車の共同開発を進めている。車両は3つのサイズがあり、配送ルートによって使い分ける。人間工学の観点から、ドライバーの作業効率や運転席での快適性などにも配慮した設計となっているという。
最短で22年までに1万台のEV配送車を導入、30年までには全10万台を稼働させる予定だ。