アマゾン、第2本社の電力を100%再生可能エネルギーに、バージニア州内の全施設も
米アマゾン・ドット・コムは1月28日、バージニア州アーリントンに建設する第2本社で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを明らかにした。同州内にある物流センターやホールフーズ・マーケットの店舗で使用する電力も、全て再生可能エネルギーに切り替える。
バージニア州に2021年夏に完成する太陽光発電所から電力を調達する契約を結んだ。アマゾンは20年に第2本社を着工、23年までに延床面積約37万平方メートルの建物を順次建設する。総投資額は25億ドルを見込んでおり、建物の延床面積は将来的に約74万平方メートルまで拡張する計画だ。20年4月から第2本社での採用を開始し、10年間で2万5000人のフルタイム従業員を雇用する。
アマゾンのジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)は19年、事業活動から排出する二酸化炭素を実質ゼロにする「ネットゼロカーボン」を40年までに達成する計画を明らかにした。現在、40%の再生可能エネルギー使用率を30年に100%とすることを目指す。