米アマゾン・ドット・コムとインド小売大手のフューチャーリテール(Future Retail)は1月6日、長期の事業連携で合意したと発表した。フューチャーリテールはアマゾンがインドで運営するEC(インターネット通販)サイトを公式オンライン販売チャネルと位置づけ、ECモールのアマゾンマーケットプレイスに出店するほか、ECサイトで注文した商品を店舗で受け取れるようにする。
フューチャーリテールは、ハイパーマーケットの「ビッグバザール(Big Bazaar)」や食品スーパーの「フードホール(Foodhall)」、小型店の「イージーデイ(EasyDay)」など約1500店舗をインドの400以上の都市で展開している。
ビッグバザールやフードホールが、アマゾンマーケットプレイスに出店して、食品や日用品、衣料品などを販売する。また、フューチャーリテールは有料会員向けの「アマゾン・プライムナウ」にも参画、デリーやムンバイ、バンガロールなどの大都市で、注文を受けてから2時間以内にアマゾンの配送ネットワークを通じて商品を届ける。
また両社は、アマゾンのECサイトで注文した商品をフューチャーリテールの店舗で受け取ることができるサービスを22店舗で始めており、同様のサービスをフューチャーリテールの全店舗に広げる計画だ。