ウォルマート、たばこの購入年齢を21歳に引き上げ、7月から全店で
米ウォルマートは5月8日、たばこの購入年齢を21歳に引き上げると発表した。政府の食品医薬品局(FDA)が小売業に未成年へのたばこ販売自粛を求めており、ウォルマートはこれに応える形で購入年齢の引き上げを決めた。
7月1日から全米の「ウォルマート」「サムズ・クラブ」で、21歳未満へのたばこ販売をやめる。年齢は身分証で確認する。電子たばこやニコチン成分を含む香料を使った果物、デザート類も対象とする。
米国では18歳からたばこを購入できる州が多く、未成年へのたばこ販売が社会的な問題となっている。ドラッグストア大手のCVSヘルスは2014年10月から店舗でのたばこ販売を中止、同業のウォルグリーン・ブーツ・アライアンスとライトエイドは19年4月にたばこ購入年齢を21歳に引き上げると発表した。
ウォルグリーンは9月までに各州で順次、21歳未満へのたばこ販売を中止する。ライトエイドは3カ月以内に同様の措置を取るとしている。