経済産業省が発表した商業動態統計速報によると、ホームセンターの2021年9月の売上高は2654億円(前年同月比3.2%減)、店舗数は4370店(31店舗減)だった。売上高は5カ月連続でマイナス。
過去3カ年の9月の業績を比較すると、18年は2590億円、19年が3044億円、20年が2742億円だ。2019年は消費増税前の駆け込み需要で前年比大幅プラス、20年はコロナ禍での巣ごもり需要があるものの前年からの反動があるためマイナスと、9月は単純な比較では、業績の好不調は測りにくい。
そこで、こうした特殊事情を受けていない18年との比較では、21年の売上高は64億円増となる。
商品別の売上高と前年同月比および18年同月比は以下の通り。園芸・エクステリアは3年前の業績から22.0%増、ペット・ペット用品も13.4%増と大きく伸ばしていることが分かる。
(表記順:部門、売上高、20年同月比、18年同月比)
>DIY用具・素材634億円(2.5%減)(5.2%増)
>電気149億円(13.6%減)(14.9%減)
>インテリア166億円(3.5%減)(1.4%増)
>家庭用品・日用品570億円(3.9%減)(0.6%増)
>園芸・エクステリア456億円(4.3%増)(22.0%増)
>ペット・ペット用品238億円(3.7%増)(13.4%増)
>カー用品・アウトドア124億円(7.2%減)(7.%減)
>オフィス・カルチャー106億円(6.8%減)(15.3%減)
>その他210億円(12.1%減)(11.9%減)