8月ホームセンター業績 長雨と緊急事態宣言の対象地域拡大で前年から大幅な減収

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雨上がりの都内を歩く人々
主要ホームセンターの8月の業績は、記録的な長雨が続いたことと、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の拡大から、消費者の活動自粛も広がり、客数が大幅に減少した。都内で2月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 主要ホームセンターの8月の業績は、記録的な長雨が続いたことと、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言の対象地域拡大から、消費者の活動自粛も広がり、客数が大幅に減少。既存店売上高も、前年同月比で軒並み2ケタ以上の減と大幅なマイナスを記録した。昨年好調だったエアコン等の季節商品やレジャー用品の販売が伸び悩んだことも影響した。

 今年の4月以降、前年のコロナ需要による反動でマイナスとなるHCもあったが、前年のプラス幅と比較して今年のマイナス幅は小さく、HCの需要が続いているという見方ができた。しかし8月に限れば、天候不順による影響もあるものの、増減幅が逆転するHCも出ている。

 コロナ感染がいまだ続き、9月に入って気温も一気に下がり始めている。8月の反動が出るのか、秋冬物の動きが出るのか、9月の業績が注目される。

主要ホームセンター8月の既存店売上高前年同月比(2021年/2020年)(%)

  2021年 2020年
コメリグループ計 ▲ 13.7 13.7
PW ▲ 13.7 16.5
PRO ▲ 13.1  
H&G ▲ 13.6 11.3
旧H&G 13.6
DCM ホールディングス ▲ 12.6 11.9
コーナン商事 ▲ 11.6 18.3
ジョイフル本田 ▲ 11.4 3.8
ナフコ ▲ 19.3 16.7
アークランドサカモト ▲ 13.7 19.7
ビバホーム ▲ 8.6 5.0
ケーヨー ▲ 18.9 14.1
ハンズマン ▲ 21.8 23.5
アレンザホールディングス ▲ 10.5 15.1
内HC事業 ▲ 12.5 13.2
ジュンテンドー(HC店舗) ▲ 16.4 21.3
イオン九州(HC店舗) ▲ 13.6 19.8

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