ナフコの4月~6月(第1四半期)決算は、売上高が562億円、営業利益は44億円となった。同社は、今期から「収益認識に関する会計基準」等を適用しているため、前年同期比は発表していないが、前年度の数値をそのまま概算した参考数値として、売上高は13.7%減、営業利益は41.1%減だった。
荒利益率に相当する売上総利益率は34.8%と前年同期比から0.1ポイント(pt)アップ。前年度通期(2021年3月期)からは0.4ptアップと大きく改善している。プライベートブラン(PB)の比率が41.7%と40%台を超え、前年度通期実績から4.5ptアップしたことが、荒利益率改善の要因だ。なお同社は、今期中にPB比率40%を目標に据えていたが、第1四半期で目標を達成したことになる。
一方、販管費率は27.0%と、前年同期からは3.9pt高くなったことが、営業利益の減益に繋がった。
2022年3月期通期は期首初めの予想を据え置き、売上高が2264億円、営業利益は187億円、経常利益は194億円、当期純利益は114億円を見込んでいる。