北関東が地盤のカワチ薬品は1月22日、2021年3月期の連結営業利益が前期比67.4%増の95億円になりそうだと発表した。20年10月に公表した従来予想から10億円の上方修正となる。新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクや消毒液などの衛生関連商品が堅調に推移しているほか、同社が得意とする食品の販売も好調だ。
創業60周年記念キャンペーンの実施で客単価が上がったほか、販促の見直しで広告宣伝費など販売管理費が抑制されたことも利益を押し上げる。連結売上高は4.3%増の2820億円と従来予想を20億円上回りそうだ。
同時に発表した20年4〜12月期の連結業績は、売上高が前年同期比7.0%増の2160億円、営業利益が約2.3倍の87億円、純利益が約2.1倍の62億円だった。期間中に4店舗を新設し、グループ店舗数は343店舗(うち調剤併設119店舗)となった。